鷽替ウソカ)” の例文
亀井戸の鷽替ウソカへの鷽は、形の上からすぐさま合点の行く様に、神前に供へられた削り掛けの依代を、奪ひ合ふ年占トシウラの一種なのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此意味で、天満宮節分の鷽替ウソカへ神事などは、大晦日の市と同じ形を存してゐるのだ。其山の神祭りも、市神祭りの夷講も、十月にとり越されて居る。