“魂代”の読み方と例文
読み方割合
たましろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
式場へ行ってみると、白布をかけた簡素な台の上に、満寿子さんの魂代たましろをおさめたれいの鋳金の筐を置き、大輪の白菊を一本、茎のついたまま横にして載せてある。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この戦争で無駄に死んだ何百万かの男女両性を二人の魂代たましろで代表させ、ハルモニュウムの伴奏で女子大風の〈惜別会〉をやり、連合国最高司令官ミズーリ艦上で五本のガラスの万年筆で
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)