高麗狛こまいぬ)” の例文
朱を刷いたような艶々した赭ら顔は年がら年中高麗狛こまいぬのように獅子噛み、これが、生れてからまだ一度もほころびたことがない。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)