高調こうちょう)” の例文
大役たいえき小志しょうしの志賀氏は、旅順戦役をいて、決死の兵士は精神的せいしんてき高調こうちょうに入って、所謂苦痛なるものをたいして感じない、と云って居る。如何にも道理で、また事実さもあろうと思わるゝ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)