高取越たかとりご)” の例文
本街道なら珍しくもないが、播州路からわかれて高取越たかとりごえを経た上、千種川ちぐさがわ渡船わたしをこえてこの城下へと入る赤穂街道を、一かたまりの提灯ちょうちんが、暁闇ぎょうあんの中を走って来るのである。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)