驩心かんしん)” の例文
サルジニア王彼を拝してその首相と為し、かつ彼が意に任せて憲法を制定せんことを許し、以て彼の驩心かんしんを得んと欲す。しかれども彼れこれに応ぜざるなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
他は菱樽ひしだるたん問屋の専売権をぎ、富豪の驩心かんしんを損ずるを顧みず、極めて急進突飛の手腕を揮い、一は常識円満、群小を包容する韓魏公に類し、他は理のある所、勢を顧りみず、勢の存する所
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)