“駢指”の読み方と例文
読み方割合
むつゆび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
血肉も骨も筋も一つに溶け合うのは恋しい可愛い人ばっかりだ。何?——きょうだいは五本の指、嘘を吐(つ)け。——私には六本指、駢指(むつゆび)だよ。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だって、余計なものは肉親も駢指(むつゆび)でしょう、(血と肉と一つに溶けるのは、可愛い恋しい人ばかりだ。)というんでしょう……
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何だか、妹の事なり、何なり、誰かに引撲(ひっぱた)かれそうな気がしてならなかったからね。——一体、女形の面裡(めんうち)からものが見えるッて事はないのに、駢指(むつゆび)が真向うへ立ったんだ。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)