馬糞紙ばふんし)” の例文
長いこと、人間が住まなかったからであろう、部屋の中は馬糞紙ばふんしのような、ボコボコした古いにおいがこもっていて、黒い畳の縁には薄くかびあとがあった。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)