饅頭牡丹まんじゅうぼたん)” の例文
たまきは鏡に向って髪をいていた、今年十八歳になる、躯も大柄だし顔かたちも派手なので、主計は「饅頭牡丹まんじゅうぼたん」という綽名あだなをつけ、たいへん泣かれたし父親に怒られたことがあった。
主計は忙しい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)