“養父上”の読み方と例文
読み方割合
ちちうえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とものうて、京都のお養父上ちちうえにお目にかかり、かたがた青蓮院の師の君にもおとりなしを願うて、ひとまず弟の身を、家に帰してくれい
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「兄上——。どうして、養父上ちちうえに、会わないのですか」朝麿は、恨むように、兄の手へすがった。女は、池のふちから、じっとそれを見ていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わしが一緒に行ってあげよう。そして、ともどもに、養父上ちちうえへお詫びをするが子の道ではないか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)