顧盻ふりかへ)” の例文
街路わうらいの人が、若い者は勿論爺さん媼さんまでが顧盻ふりかへつて見る。随行おともの俺までが鼻が高いんだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
ア黙つてろよ。」と亀井と呼ばれた男は顧盻ふりかへつてや得意らしき微笑を浮べつ
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)