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顏容
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かほかた
ふりがな文庫
“
顏容
(
かほかた
)” の例文
新字:
顔容
若かりし頃は好い男であつたかも知れませんが、兩眼
盲
(
めし
)
ひて、
山葡萄
(
やまぶだう
)
のやうに、不氣味に飛び出した上、顏半面の大火傷で、見るも無慚な
顏容
(
かほかた
)
ちです。
銭形平次捕物控:318 敵の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
色の淺黒い、
顏容
(
かほかた
)
ちの引締つた、腕前も相當らしく見え、立居振舞にも
節度
(
せつど
)
があります。
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
中年の怪我で思はぬ盲目になり、見る影もない
顏容
(
かほかた
)
ちになつてしまひました。こんな顏容ちになればこそ、敵の側まで寄つて來て、五年の長い間、討ち果す折を狙つてをりました
銭形平次捕物控:318 敵の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
生きてゐるうちは、隨分美しかつたに違ひありませんが、すさんだ生活と氣持が、その
顏容
(
かほかた
)
ちまでも荒れさして、意志の働かない死面の凄まじさは、平次も思はず顏をそむけたくらゐ。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
髮を剃つて髷まで直した
顏容
(
かほかた
)
ちも、決して滿更ではなかつたのです。
銭形平次捕物控:254 茶汲み四人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
顏
部首:⾴
18画
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
“顏容”で始まる語句
顏容子
顏容麗美