“音頭（おんどう）” の例文

「ジンバラハラバイタァが後生（ごしょう）になるちゅうじゃねいか」仁左衛門さんが真面目に口を入れた。「辰さん、お前（めえ）音頭（おんどう）をとるンだぜ」

みみずのたはこと (新字新仮名) ／ 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)

何しろ主人役が音頭（おんどう）をとって、逐一白状に及ばない中は、席を立たせないと云うんだから、始末が悪い。

片恋 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)

音頭（おんどう）とりさんよ

雨情民謡百篇 (新字旧仮名) ／ 野口雨情(著)

“音頭”の意味

《名詞》
音頭（おんど）

多数の人が歌う際に、一人が歌い出して調子をとること。また、そのような人。

多数の人が歌、特に民謡にあわせておどること。また、その曲。

他の者の先頭に立って物事を行うこと。またその人。
(出典:Wiktionary)

“音頭”の解説

音頭（おんど、おんどう）は声明などにおいて最初に独唱を行う者、あるいは雅楽における各楽器の主となる演奏者のこと。現代ではそれらが転じ、リーダー的な振る舞いを取る事を「音頭を取る」などと表現する。また、それらから派生した以下のようなものを指す。
(出典:Wikipedia)

音	常用漢字 小１ 部首:⾳ 9画
頭	常用漢字 小２ 部首:⾴ 16画