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韁
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はづな
ふりがな文庫
“
韁
(
はづな
)” の例文
たちまちの内にあの
老爺
(
おやじ
)
は、牛の
韁
(
はづな
)
でございましょう、有り合せた縄にかけられて、月明りの往来へ引き据えられてしまいました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
盗人たちはそれには目もくれる
気色
(
けしき
)
もなく、
矢庭
(
やにわ
)
に一人が牛の
韁
(
はづな
)
を取って、往来のまん中へぴたりと車を止めるが早いか、四方から
白刃
(
しらは
)
の垣を造って、
犇々
(
ひしひし
)
とそのまわりを取り囲みますと
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
韁
部首:⾰
22画