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靭猿
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うつぼざる
ふりがな文庫
“
靭猿
(
うつぼざる
)” の例文
その混雑のうちに番数もだんだん進んで、夕の七ツ時(午後四時)を少し過ぎた頃に常磐津の「
靭猿
(
うつぼざる
)
」の幕が明くことになった。踊り子はむろん猿曳と女大名と
奴
(
やっこ
)
と猿との四人である。
半七捕物帳:39 少年少女の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
他処は知らず今も紀州に猴神の社若干あり、祭日に百姓ども五、六里も歩んで
詣
(
もう
)
ずる事少なからぬ。さるまさると『
靭猿
(
うつぼざる
)
』の狂言に言えるごとく、作物蕃殖を猴の名に寄せて祝い祈るという。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“靭猿(
靱猿
)”の解説
靱猿(うつぼざる)は狂言の演目のひとつ。大名をシテとする 「大名狂言」の中でもとくに有名なものである。靫猿。
「猿(靭猿の猿役)に始まり狐(釣狐の狐役)に終わる」とも言われ、狂言師をめざす子弟が(猿の役で)幼少時初めて舞台に立つ演目としても知られている。
(出典:Wikipedia)
靭
漢検準1級
部首:⾰
12画
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
“靭”で始まる語句
靭
靭帯
靭帶
靭彦