静止じつと)” の例文
旧字:靜止
宿の女中が物を持運んで来る間ですら、夫人は静止じつとして居られないといふ風で、廊下の外へ出て、冷々ひや/\とした空気を呼吸した。宿の女中はてすりのところへ来て、暗い大きな海浜院の建物を指して見せた。
灯火 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
何となく静止じつとして居られないやうな気がする。
(新字旧仮名) / 島崎藤村(著)