喬之助の虚心流は、ジワジワと徐々じょじょに動き、右近の観化流は、静中観物化せいちゅうかんぶっか、しずかなること林のごとき中から、やにわに激発げきはつして鉄をち、岩をくだくのである。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)