霊鷲れいしゅう)” の例文
「おなじ鳥類ちょうるいのなかでも、おまえは霊鷲れいしゅうである。さすがにわしの顔を見おぼえているようす……それならきっとこの使命をはたしてくれるであろう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
可児才蔵はバラバラと望楼ぼうろうをおりていったようす、いっぽうの竹童も、やっと屋根がわらの上へはいのぼってみると、うれしや、畜生ちくしょうながら霊鷲れいしゅうクロにも心あるか
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またこの鷲も霊鷲れいしゅうであるから、かならず忍剣のすがたを見れば地におりていくにちがいない
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)