“障壁画”の読み方と例文
読み方割合
しょうへきが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど永徳は、かの有名な古法眼元信こほうげんもとのぶの孫ではあり、かつて信長が、安土あづちを築いたときの障壁画しょうへきがにも彩管さいかんをふるい
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一面、彼のあった慶長から元和にわたっての絵画や工芸は、狩野永徳かのうえいとく、松栄などの歿後、狩野山楽や俵屋宗達たわらやそうたつなどの障壁画しょうへきがに代表されたように、豪華絢麗を極めた桃山風のまばゆい時代だった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その障壁画しょうへきがに筆をふるわれる第一のお方と選ばれたということが——流行はやらぬ土佐派とさはの宮廷画家などからは、あくどい色彩をもって俗画ぞくがく男——などと蔭口いわれている原因でございましょう
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)