隅田丸すみだまる)” の例文
両国橋りやうごくばしをくぐつて来た川蒸汽はやつと浮き桟橋へ横着けになつた。「隅田丸すみだまる三十号」(?)——僕は或はこの小蒸汽に何度も前に乗つてゐるのであらう。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)