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陰火
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いんか
ふりがな文庫
“
陰火
(
いんか
)” の例文
遠ざかって行く自動車のうしろに、
陰火
(
いんか
)
のような二つの
蛍火
(
ほたるび
)
が見えていた。[注、当時の自動車は箱型で、後部にすがりつくことができた]
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
静子は可なり
面
(
おも
)
やつれをしていたけれど、その青白さは彼女の生地であったし、身体全体にしなしなした弾力があって、芯に
陰火
(
いんか
)
の燃えている様な、あの不思議な魅力は
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そして、次々と恐ろしい作品を発表して行った。私はけなしながらも、彼の作に
籠
(
こも
)
る一種の妖気にうたれないではいられなかった。彼は何かしら燃え立たぬ
陰火
(
いんか
)
の様な情熱を持っていた。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“陰火”の意味
《名詞》
幽霊などが出る際、燐などが燃えてできるとされる火。鬼火。
(出典:Wiktionary)
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“陰火”で始まる語句
陰火之立昇依而