阿母おかあさん)” の例文
彼は平生一滴も飲まぬが、今日はせめてもの事に阿爺おとうさん阿母おかあさんと盃の取りやりをしるしばかりした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
五歳いつゝの鶴子初めて鴎を見て曰く、阿母おかあさん、白い烏が飛んで居るわねえ。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
五歳いつつの鶴子初めてかもめを見て曰く、阿母おかあさん、白いからすが飛んで居るわねえ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)