閾口しきゐぐち)” の例文
するとそこには五つか六つ位の、髮を切り下げた女の子が、薄暗い閾口しきゐぐちに眼をぱつちり見開いて、默つて立つてゐた。その顏には笑つていゝものなら笑ひ度いと云ふやうな表情があつた。
受験生の手記 (旧字旧仮名) / 久米正雄(著)