“閫”の読み方と例文
読み方割合
しきい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いな今もなおこの凩に吹き散る雲の影のようななんらかの希望の影を追うているではあるまいか。そしてこの果敢はかない影を捕えんとしては幾度か墓のしきいつまずいているのではあるまいか。
(新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
遠くもない墓のしきいに流木を拾うているこのあわれな姿はひしと心に刻まれた。
(新字新仮名) / 寺田寅彦(著)