鉄石心てっせきしん)” の例文
若侍は気にかけなかった、彼は鉄石心てっせきしんをふるい起こしたようであった。彼は寸時もこうしてはいられないといったように、ずしんずしんと、力いっぱい地面を踏みつけながら去っていった。
似而非物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
鉄石心てっせきしんと申しましても、よろしいようでございますよ」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
とりあえず佐倉宗五郎以上の鉄石心てっせきしんが必要だ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)