“鈹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわ50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その数百坪に亘る「かわ」の火の海の上へ、工場の甲板デッキから突出ている船橋めいたデッキの突端に、鳥打帽、菜葉服姿の中野学士が凝然と突立って見下している。
オンチ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
俗に「かわ」と称するドロドロの火の流れを、工場裏の真暗い広場に惜し気もなく流し捨てている。
オンチ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
不純酸化コバルトを王水アクア・リージアに浸し、その四倍の重量の水に薄めたものが、ときどき用いられる。すると緑色が出る。コバルトの(11)を粗製硝酸に溶かしたものだと、赤色が出る。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)