“針素”の読み方と例文
読み方割合
はりす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釣るつもりはなく釣れて「しまった!」と思って、蚊針の根もとからハサミで針素はりすを切り、逃がしてやった。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
針素はりすは一厘、玉網はなし、思いついたのが自分のかぶっていたアケビの帽子。裏返して左手ですくいあげてみると、みごとな大イワナ。気がついて見ると全身ビッショリ汗である。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
静かにきいてみると、モクモクというあたり。八寸くらいの乗っ込んだりっぱなフナだ。玉網を使えば針素はりす八毛でもよいが、道糸一厘にして、絹の吸い込みを使うほうが能率的でよい。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)