釜飯屋かまめしや)” の例文
たまに釜飯屋かまめしやを附き合うくらいなのよ。あの男は天下に釜飯くらいうまいものはないと言ってるくらいだもの。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
彼はなんという目的もなく、ただ銀子が好きで、分寿々廼家へもひょこひょこ遊びに来、飯を食いに銀子を近所の釜飯屋かまめしやへ連れ出し、にやにやしているくらいがせいぜいであった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)