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金春流
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こんぱるりゅう
ふりがな文庫
“
金春流
(
こんぱるりゅう
)” の例文
もう町は
師走
(
しわす
)
に入っていた。
年暮
(
くれ
)
の忙しさ。その中を、
金春流
(
こんぱるりゅう
)
の素謡の節を、浮世離れた悠長さにながしてゆく。——が、
咎
(
とが
)
める者もなく、また、
芳捨
(
ほうしゃ
)
の銭も、
稀
(
まれ
)
にしか、彼の扇子に乗らなかった。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“金春流”の解説
金春流(こんぱる-りゅう)は能楽の流派の一。こんぱるの読みに対して、明治維新までの表記では「今春」・「今晴」としているものもある。大和猿楽四座(やまとさるがくよざ)の一つである円満井座(旧えんまんいざ・現在えんまいざ)を前身としている。明治維新まではシテ方金春流、大鼓方金春流、太鼓方金春流が存在したが、大鼓方(おおつづみかた)金春流が明治期に廃絶したため、現在ではシテ方と太鼓方(たいこかた)が残っている。
(出典:Wikipedia)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“金春”で始まる語句
金春
金春会
金春町
金春館
金春太夫
金春新道
金春式唐織
金春惣右衛門