“こんぱるりゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
金春流100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう町は師走しわすに入っていた。年暮くれの忙しさ。その中を、金春流こんぱるりゅうの素謡の節を、浮世離れた悠長さにながしてゆく。——が、とがめる者もなく、また、芳捨ほうしゃの銭も、まれにしか、彼の扇子に乗らなかった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)