金剛兵衛こんごうへえ)” の例文
東の縁側から逃げ出した七代の乱れたもとどりに、飛鳥のごとく掴みかかった与一は、そのまま飛石とびいしの上をヒョロヒョロと引きられて行った。金剛兵衛こんごうへえを持直すもなく泉水の側まで来た。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)