金伽羅童子こんがらどうじ)” の例文
金伽羅童子こんがらどうじ制陀伽童子せいたかどうじが笛を吹いて行くと、揃いの単衣ひとえを着た二十余名の若い者が、団扇うちわを以て、馬上の天狗もろともに前後左右からあおぎ立てました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その一人は金伽羅童子こんがらどうじ、一人は制陀伽童子せいたかどうじ、二人ともに絵に見る通りの仮装をして、これから大聖不動の馬側に添うて、どこまでもおともをつかまつろうという気色です。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
尺八を吹いているのは金伽羅童子こんがらどうじで、歌をうたっているのが制多伽童子せいたかどうじです。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)