“野営地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ラーゲリ50.0%
やえいち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういういわゆるフランスらしい調和を突破して溌溂と生活そのもので生きているモスクヷの野営地ラーゲリの少年少女を思わずにいられないのだった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
野営地ラーゲリには、親のない子供たちの「子供の家」からもどっさりの少年少女が来た。そういう孤児たちの笑声。働きかた。クロッキーにしか描けないくらいあの連中の生活は動的だった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
するとこの忠実ちゅうじつな犬はわたしたちといっしょにまつ葉の上でねむろうとはしないで、わたしの野営地やえいちの入口に、歩哨ほしょうのように横になっていた。