重宝者ちょうほうもの)” の例文
と、三平はつい先頃まで、何かと、地の理に明るいこの京阪の間を奔走して、同志の間の重宝者ちょうほうものとなっていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では都へでも旬日じゅんじつのまに行ってまた、すぐ還って来られますな。それは奇妙な重宝者ちょうほうもの
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)