“重仁”の読み方と例文
読み方割合
しげひと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
体仁早世さうせいましては、皇子みこ五四重仁しげひとこそ国しらすべきものをと、われも人も思ひをりしに、五五美福門院びふくもんゐんねたみ五六さへられて、四の宮の五七雅仁まさひとうばはれしは深きうらみにあらずや。
わが子の重仁しげひとこそ当然天下を統治すべきものと、自分も世間も思っていたのに、美福門院びふくもんいんの妬みにさまたげられて、第四皇子の雅仁まさひとに帝位をうばわれたのは、まことふかいうらみではないか。