醫師くすし)” の例文
新字:医師
醫師くすしは屡〻病牀をおとづれて、數時間を我室に送れり。この人は拿破里に住みて、いまは用事ありて此カプリに來居きゐたるなりといふ。
かくて小尼公の尼寺に入り給ひしより、六週の後となりし時、醫師くすしは始て我に戸外とのもを逍遙することを許しつ。
ロオザが兄なる醫師くすしは、我を養ひて子となし、希臘ギリシアにてみまかりし子の名を取りて、我をマリアと呼びぬ。