酒肴料しゅこうりょう)” の例文
村の宿役人仲間へ料紙一束ずつ、無尽の加入者一同への酒肴料しゅこうりょう、まだそのほかに、二巾ふたはば縮緬ちりめんの風呂敷が二枚あった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「あんたに逢ったら、聞こう思うていたのやが、消防の酒肴料しゅこうりょうなんぼやった?……なに、二万円? そりゃ多いよ。そこにいる係長あたりがいうたんやろが、やりすぎてはあかん。わしが半分、取返してあげる」
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
酒肴料しゅこうりょう 松平伊豆守家まつだいらいずのかみけ