酒呑台コントアール)” の例文
それを承知で持ちかけるんだろうな。……と言っておいて、ゾクッとふるえあがりました。眼がくらんで、もう少しで酒呑台コントアールのほうへよろけて行くところでした。
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
海象モールスの牙のような太いダラリ髭を生やした主人パトロンらしいのが、水浅黄の油屋さんタピリエを掛けてひとを馬鹿にしたような顔で酒呑台コントアールのそばに突っ立っているから、そのそばへ行って
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)