“コントアール”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立飲台66.7%
酒呑台33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕立のいいカッタウェーをきちんと着こんだ五十歳ぐらいの男が立飲台コントアールに凭れ、チーズから切りだしたような上品な横顔をこちらに見せてひっそりとグラスを含んでいた。
復活祭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
立飲台コントアールの向うに立ってノンシャランスなようすでお説教をしていた。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それを承知で持ちかけるんだろうな。……と言っておいて、ゾクッとふるえあがりました。眼がくらんで、もう少しで酒呑台コントアールのほうへよろけて行くところでした。
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
海象モールスの牙のような太いダラリ髭を生やした主人パトロンらしいのが、水浅黄の油屋さんタピリエを掛けてひとを馬鹿にしたような顔で酒呑台コントアールのそばに突っ立っているから、そのそばへ行って
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)