都万つま)” の例文
わざわざ都万つまさくまで来て、舟で行こうとしたことや、目立つほどな従者も連れていないのを見ても、よほど、どこかに気がねしている微行しのびらしくおもわれた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日向ひゅうが都万つま神社のお池、花玉川はなたまがわの流れには片目の鮒がいる。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
居眠っていた能登ノ介は、すぐ舟から跳んで上がり、都万つまさくへかかっていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
都万つまの漁村だった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)