“郁治”の読み方と例文
読み方割合
いくじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは郁治いくじにあてて、病気で休んでいれば何か月間俸給がおりるかということを父の郡視学に聞いてもらうように手紙を書いた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
転任については、郁治いくじも来て運動してくれた。町の高等も尋常じんじょうも聞いてみたが、欠員がなかった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
みずから運動すべきやと郁治いくじのもとに書いてやると、折りかえして返事が来て、視学に直接に手紙をやれ、羽生の校長にも聞いてみろ、自分もそのうち出かけて運動してやると書いてあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)