“那珂港”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかみなと50.0%
なかこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平田同門の亀山嘉治かめやまよしはるが八月十四日那珂港なかみなと小荷駄掛こにだがかりとなって以来、十一月の下旬までずっと浪士らの軍中にあったことを半蔵が知ったのは、つい最近のことである。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
那珂港なかみなとの没落と共に榊原新左衛門さかきばらしんざえもん以下千二百余人の降参者と武田耕雲斎はじめ九百余人の脱走者とをいかに幕府が取りさばくであろうということも多くの人の注意を引いた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
(そのためわざわざ、那珂港なかこうの生きた鯛をえらび、お赤飯をさしあげるのでございますが)
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)