遥曳ようえい)” の例文
明るい海面に、無数の波紋が美しい曲線をなして、ゆらゆらと遥曳ようえいしている。碧一色の模様ではあるが、濃淡さまざまのその配合の動きは、まさに光の生きた芸術である。
海底の散歩 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)