“遊動円木”の読み方と例文
読み方割合
ゆうどうえんぼく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若くて、恰幅かっぷくがよくて、運動好きのこの先生は、広い校庭に遊動円木ゆうどうえんぼくや、廻転塔かいてんとうなど、つぎつぎに運動器械をえつけて子供を喜ばせていた。
左手の小さな公園ふうの鉄棒や遊動円木ゆうどうえんぼくのある空地で、一人の少年が孤独な体操をしている。その上半身だけが眺められた。……しかし、私は、彼にも親近感が湧かなかった。
軍国歌謡集 (新字新仮名) / 山川方夫(著)