“逡巡（たじたじ）” の例文

吉原（なか）で大尽遊びをして来たと景気のいい嘘言（うそ）を吐こうと思った勘次は、これでいささか出鼻を挫かれた形で逡巡（たじたじ）となった。

釘抜藤吉捕物覚書：01 のの字の刀痕 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)

懐手のまま悠然（ゆうぜん）と振り返った。その堂々たる男振りにまたしても逡巡（たじたじ）となって

釘抜藤吉捕物覚書：07 怪談抜地獄 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)

“逡巡”の意味

《名詞》
逡巡（しゅんじゅん）

ぐずぐずと悩んで、行動を起こさないこと、ためらうこと。

数の単位。塵劫記では、10-14(100兆分の1)
(出典:Wiktionary)

“逡巡”の解説

逡巡（しゅんじゅん）は、10^-14(100兆分の1)であることを示す漢字文化圏における数の単位である。模糊の1/10、須臾の10倍に当たる。国際単位系では0.01ピコまたは10フェムトに相当する。
朱世傑『算学啓蒙』（値が異なる）や程大位『算法統宗』に見えるが、現実には使われない。
なお、逡巡という言葉には、「ためらい」などの意味がある。
(出典:Wikipedia)

逡	漢検1級 部首:⾡ 11画
巡	常用漢字 中学 部首:⼮ 6画