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逃避
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とうひ
ふりがな文庫
“
逃避
(
とうひ
)” の例文
平次の恋女房のお静は、我慢がなり兼ねた様子で、笑いを噛み殺しながら、お勝手へ
逃避
(
とうひ
)
してしまいました。
銭形平次捕物控:182 尼が紅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一
睡
(
すい
)
のひまを
偸
(
ぬす
)
むこともできなかったのである。そこでさっきから独りここへ
逃避
(
とうひ
)
して、柱の下に背を
凭
(
もた
)
せかけたまま、よいこころもちで居眠っていたのであった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それを私達の仲間の一人は、
逃避
(
とうひ
)
だと言った。けれど、私はそうは考えなかった。私も初代さんと同じように、既にこうなった社会を、万人の幸福となる社会に変革することは不可能だと考えた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
“逃避”の意味
《名詞》
逃 避(とうひ)
処理すべき困難などを避けて逃れること。
(出典:Wiktionary)
逃
常用漢字
中学
部首:⾡
9画
避
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
“逃避”で始まる語句
逃避的