“農夫爺”の読み方と例文
読み方割合
ひやくしやうおやぢ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今病気でせつてゐるルウズヴエルト氏が、ずつと以前紐育ニユーヨーク州の知事をしてゐた頃、一人の農夫爺ひやくしやうおやぢをよく知つてゐた。
ル氏は毎日馬につて役所に出掛けたものだが、農夫爺ひやくしやうおやぢうちはその途中にあるので、馬にいたル氏は、時々鞍から下りて爺さんの家で休んだりしたものだ。
「何だつて、檀那様……」農夫爺ひやくしやうおやぢは解りの遅い知事をもどかしがるやうに声を高めた。