赫々かっか)” の例文
嫁入り道具一式を売る向いの古い反物屋の前に据えた天水桶てんすいおけに、熱そうな日が赫々かっかと照して、埃深ほこりぶかい陳列所の硝子のなかに、色のめたような帯地や友染ゆうぜんが、いつ見ても同じように飾られてあった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「今度は赫々かっかとほてるんだがね。——腰が抜けて立てません。」
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)