赤燐せきりん)” の例文
第二には燐寸の赤燐せきりんの表面は新しくて一度もったあとがないのに、その中身を見ると燐寸の数は半分ぐらいになっているのです。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
高等小学校の理科の時間にTK先生という先生が坩堝るつぼの底に入れた塩酸カリの粉に赤燐せきりんをちょっぴり振りかけたのをむちの先でちょっとつつくとぱっと発火するという実験をやって見せてくれたことを
追憶の冬夜 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)