責任つとめ)” の例文
又八のおばばは、おれをかたきの何のとののしったが、おれは、又八の消息たよりをあのおふくろへ告げることが、自分の責任つとめだ、友達の信義だ、そう思ったからこそ、山木戸をむりに越え、村へ帰って来たのだ。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)